新入社員に挨拶を指導する際の3つのポイント

新入社員の挨拶

新入社員が入社すると、社内に新しい風を運んできてくれる、新しい発想が社内に生まれるなど、沢山のポジティブな効果があります。その中でも清々しい挨拶は社内に活気をもたらします。

ただ、新入社員の中にはなかなか挨拶がうまくできないケースも見受けられます。

代表的なのが、
・声が小さくて暗い感じがする・・・
・ぼそぼそ言っていて何を言っているのかわからない・・・
・そもそも挨拶しない・・・

といったところでしょうか。

ご依頼をいただく研修のなかでも、「新入社員に挨拶がしっかりとできるようにして欲しい」というオーダーは毎年上位を占めます。では、なぜ新入社員は挨拶がうまくできないと言われてしまうのでしょうか?

新入社員が挨拶がうまくできないと言われる理由

もちろん、自信がない、恥ずかしいという気持ちの面もありますが、これまでの研修の経験から、最大の原因は「挨拶の技術がない」ということです。
新入社員本人としては「挨拶をしている」と思っていますが、技術的にそれを聞く上司や先輩の基準に達していないのです。

そこを勘違いして、「明るく元気にあいさつしなさい!」と言っても感情論では直りません。

結果、「挨拶の技術」を知らないため、上司や先輩の基準に達することができない⇒感情論で頑張れという⇒ 「挨拶の技術」を知らないため、上司や先輩の基準に達することができないという悪循環がうまれてしまいます。

新入社員への挨拶の指導方法

では、どのように指導をすれば「明るく、元気な挨拶」ができるようになるのでしょうか。弊社の新入社員研修で行っている具体的な指導方法をお教えします。

ポイントは3つです。

滑舌を変える

新入社員は、口をしっかり開けずに一定の口の形ですべての音を発する傾向があります。これが、ぼそぼそ聞こえる原因となります。

指導方法:口を縦と横に開けさせ、文末は必ず口を閉じるように指導します。

こうして滑舌を変えると、大きな声でメリハリのある挨拶ができるようになります。

声の高さを変える

新入社員は、下を向きがちで声が低い傾向があります。下を向くことで喉が絞まり声が出にくくなります。声も低くなってしまい、これが、暗い感じの挨拶の原因となります。

指導方法:少し上を向かせ、本人が通常行う挨拶の声の高さの一段高いトーンで声を出すように指導します。

こうして声の高さを変えると、明るい挨拶ができるようになります。

スピードを変える

新入社員は、早口で話す傾向があります。滑舌と同様に口をあまり開けずに話すことが原因で早口に聞こえてしまい、これが、何を言っているのかわからない挨拶の原因となります。

指導方法:本人が通常行う挨拶の3倍遅いスピードで一語一語を発音するように指導します。

こうして、スピードを変えると、丁寧な挨拶ができるようになります。

新入社員に対する挨拶の指導方法のまとめ

上記3つの側面から指導を行ってみてください。本当に新入社員の挨拶が”一瞬”で変わります。弊社の研修を受講した新入社員は全員、挨拶が見違えるように変わり、上司から感嘆の声が上がります。

「挨拶は聞こえなければ独り言」と言われています。ぜひ、「明るく、元気な挨拶」ができるよう指導を行ってみてください。

新入社員研修を受講した受講者の感想

研修で一番印象に残ったのは、挨拶の仕方です。声の出し方、口の動かし方、表情、体の角度など、全神経を使うことに気づきました。
新入社員育成研修受講後アンケートより引用
私自身の挨拶の仕方が間違っていたということを認識することができました。挨拶には種類があり、時と場合に応じて使い分けることが大切であると知りました。
新入社員育成研修受講後アンケートより引用

本記事は、株式会社アイビーエーの「新入社員育成研修」の内容をもとに紹介しています。

<オンライン研修あります>

株式会社アイビーエーでは企業向けのオンライン研修「新入社員育成研修」をご用意しています。1人からでも受講でき全国どこからでも受講できます。 企業研修のご案内のダウンロード

新入社員の挨拶