この質問は、ビジネスマナー研修を受講された方から頂いた質問です。
役職の判断はとても難しいものですね。席次を理解していたとしても複数のお客様を前にすると混乱してしまうこともあります。
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質問:お客様が複数いらっしゃり、どの方が偉い方かわからない場合はどうしたらよいのでしょうか?
お客様が複数いらっしゃる場でお茶出しをする際、どの方が偉い方かわからない場合は、どうしたらよいのでしょうか。
お茶出しの失敗事例紹介
解答の前に事例を紹介します。
あるAさんの失敗談
お客様がいらっしゃったときに、役職がわからず、応接室にお茶を持っていきました。
その際、外見から役職を勝手に決めつけてしまい、お茶を出す順番を年齢順に出してしまったことがあります。お客様がお帰りになった後、上司に叱られました。。。
あるBさんの失敗談
男性のお客様とその方のお荷物をお持ちになった女性の方が来社されました。
応接室でお茶をお出ししようと入室すると、女性の方が上座に、男性の方が下座に座っていたのです。“あれっ”と思いながらも、当初の思い込みのまま、男性の方→女性の方と言う順番でお茶を出しました。
その後、上司から、女性の方は男性の方にとって恩師にあたる大切な方であることを聞き、思い込みで行動をしてしまったことを大変反省しました。
答え:基本に忠実に席次順にお出しするというのがベストです。
そんな場合は先入観で物事を決めつけるのではなく、基本に忠実に席次順にお出しするというのがベストです。
お客様も席次をお分かりになって着席されている事が多いですし、もし席次順にお茶を出して、それが役職順ではなかったとしても問題は生じません。
先ほど紹介した2つの失敗事例からわかるように、役職の判断はとても難しいものです。思い込みや先入観で決めつけることのないように、「基本に忠実である」ことが大切です。そしてそれが自分の身を助けることにもつながります。
本記事は、株式会社アイビーエーの「ビジネスマナー研修(基礎・応用)」の内容をもとに紹介しています。
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